自然農法(U)2019

6月2日
武蔵も真っ青
春起し後、1ヶ月が過ぎ、かなり草が茂ってきたので2回目の鋤込。
鋤込を始めると、エンジン音で分かるのか、すぐ鳥が飛んできて、トラクターの周囲に
纏わり付きます。サギ、カラス、セグロセキレイ、ヒバリ、ススメ・・・
鋤込みは単調な作業なので、何時間も鳥を見ています。
サギはカエル・昆虫、何でも食べます、カラスはカエルは食べず、野ネズミが大好物、
セキレイはミミズが好物・・・
一番感心するのは、彼らは動体視力が実に良くて、トラクターが当たる寸前まで餌を取るが、
絶対に当たることはありません。武蔵の刀の切っ先を、紙一重でかわすよりも熟達しているかも。

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6月4日
畑の様子
時期をずらして路地に植えたスイカも実を付けてきました。
久しぶりに植えたメロンも根付いた様です。大根、人参を植えるためにマルチを張っています。
ふれあい市場で売れ残った種芋を植えた里芋も、けっこう大きくなってきたので株元を除草しました。
土を盛り上げて植えたゴボウも、芽を出しても枯れたりで難しい。

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6月7日
苗半作(苗の善し悪しで秋の収穫の半分は決まる)
この言葉を知っている農業者も少ないのではないでしょうか。
昔の百姓たちは長年の経験から学んだことを、米作りの戒めにしたのでしょう。
今年の苗作りは、種まき後の雨のため、箱並べが遅れ、出た芽を折るアクシデントがありましたが、
なんとか例年並みの状態になったようです。
播種から約20日経った苗床の様子です。

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6月8日
スイカ畑の戦況報告
アブラムシの出す蜜を求めてアリ大挙登場。アリの針攻撃に耐えられずナナホシテントウ総崩れ。
討ち死に多数。大発生した株を株ごと取り除き、アリ駆除のため、手近にある貝化石(吸湿性が大きい)
を発生しそうなところに散布して効果を見ることにしました。
切り取った株の未熟なスイカを使って、スイカランタンを作って見ました。

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6月13日
野の花が面白い
今の時期、家の周りにいろんな野の花が咲いています。
農作業が終わり、ふと見ると周りに花が咲いているのに気づきます。
自然光に生えて、色、形がその中に溶け込んでいて実に美しい。
名前は、あざみ、たんぽぽ、どくだみぐらいか知りませんが、それぞれ個性があって面白い。
金子みすゞの詩の一節{みんなちがって、みんないい}を思い出しました。

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6月16日
今年初めての田植え
前日、予定していたが大雨でできず、代掻き後、中2日おいての田植えとなりました。
少し土が硬いかと思ったのですが問題ありませんでした。
朝7時に始めて、3枚、7反植え終わったのが13時、補植と箱洗いをして全ての作業が終わったのが
16時、まずまず順調のスタートでした。

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6月22日
今日は夏至です。
めぐみの雨とは言いますが、めぐみの太陽とは言いません。農作物にとって、一番日が長くありがたい日です。
太陽の傾きが
最も高く、最も日差しの強い日です。
暦も時計もない時代は、日の上がる東の最も北の位置と太陽の傾きを見て夏至を知り、季節の起点にしたのではないでしょうか。
幸い、今日は曇りであまり暑くなく、絶好の田植え日和でした。

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